セラミドの基礎知識

セラミド食品

 

 

セラミド製品について、外から成分を補給する化粧品についてお話をしてきましたが、セラミドを補給する方法はこれだけではなく、食品から摂るという方法もあります。

 

 

特に食品の中で注目したいのはフィトケミカルという原料を摂るということです。フィトケミカルの「フィト」は植物、「ケミカル」は化学物質のことで、植物自体が持つ自己防衛成分がこのフィトケミカルなのです。

 

 

色素成分については知識のある人も多いかと思いますが、ポリフェノールやイソフラボン、リコピン、カプサイシンなどはその色素成分の代表的なものであり、このような色素成分の一部がフィトケミカルとなっています。

 

 

色素成分はカラーでいえば、赤、黄、緑、オレンジ、紫、白、黒の7つに分類することができ、その中でセラミド生成に役立つ原料は黒の食品となっています。

 

 

黒の食品といえば、黒ゴマ、黒豆、あずき、コンニャク、しらたき、ヒジキ、ワカメ、ゴボウ、そば、コーヒー、紅茶、黒コショウなどが挙げられ、特に生芋を皮ごと入れたこんにゃくは、セラミドを大変多く含む食品だそうです。

 

 

生芋こんにゃくのセラミド含有量は、米と比較すると7倍~15倍もあるとされており、身体の中から吸収する事により、保湿効能や細菌の肌への侵入を防ぐバリアの役目も果たしてくれます。

 

 

又、乾燥だけではなく、セラミドにはメラニンの合成を抑制する作用もあるので、シミやシワからも肌を守ってくれ、美白効果を促すというのですからありがたいことです。